米海兵隊オスプレイ飛行再開、防衛相「米側から説明」で追認 陸自機は「米側の情報踏まえ判断」
【東京】米海兵隊が11日に沖縄県にある普天間飛行場などで垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの飛行を再開させたことについて、中谷元・防衛相は13日の閣議後会見で、日本側が追認した理由を問われ「96時間の飛行停止を見合わせ、その間に機体を徹底的に点検した上で飛行を再開したと説明を受けている」と述べた。点検の具体的な内容には言及しなかった。 【写真】デニー知事、オスプレイは「永久に使用停止を」 ワシントン駐在に情報収集を指示
米空軍や海軍、陸上自衛隊はまだ飛行を見合わせているが、米海兵隊は11日、他の軍種に先駆けて飛行を再開した。中谷氏は「陸自機の飛行再開については米側からのさらなる情報も踏まえて適切に判断していきたい」と語った。 中谷氏は、米側からの説明として11月20日に米ニューメキシコ州で発生した米軍のCV22オスプレイの「予防着陸」が背景にあると説明。その上で「今回の措置は一律に運用停止を指示するようなものではなく、各軍種で安全の確保に努めながらそれぞれ対応を行うもの」と強調した。 中谷氏によると、米海兵隊は12月6日から96時間、必要不可欠ではない飛行を一時的に見合わせた。空軍も同日から訓練飛行を見合わせ、海軍は9日から全ての飛行を見合わせている。(明真南斗)
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