【イッタラ】フィンランドの巨匠が手がけた美しき花器
彫刻のような佇まいと圧倒的な輝きで魅了する、ガラスの花器。日常も、特別な日も、花との暮らしにエレガントな煌めきを添えてくれる注目の花器を、イッタラより厳選紹介 【写真】イッタラほかハイセンスな花器6選
フィンランドの巨匠タピオ・ヴィルカラが手がけた、イッタラのベース
20世紀のフィンランド工業デザインの礎を築いた巨匠、タピオ・ヴィルカラの代表作「ウルティマ ツーレ」。フィンランド最北地・ラップランドの氷が溶ける様子をイメージして制作され、波打つような表面と、3つの氷の頂が支えているように見える底面のデザインが特徴。その情緒あふれる佇まいとピュアな煌めきで、1968年の発表以来、世界中で愛されるイッタラのマスターピースだ。 「ウルティマ ツーレ」は2023年に生誕55周年を迎えた。これを記念し登場したこちらのベースは、クリアとリネンの2色、2サイズを用意。大きめのベースはブーケや枝物に、小さめのベースはハーブや小さな花を生けるのに最適なサイズ感となっている。何千時間もかけて、自然の氷が持つ美しさを見事に表現したヴィルカラの比類なき才能を、このベースを通して改めて味わいたい。 小さめのベースはガラスに加え、磁器(白)とリサイクルガラス(淡いブルー)の素材違いもラインナップ。右は「ウルティマ ツーレ ベース」( 82x97mm、クリア)¥19,800/イッタラ
「ウルティマ ツーレ ベース 」(180x192mm、クリア)¥41,800/イッタラ
タピオ・ヴィルカラが1946年に発表した「カンタレリ」。自然の豊かさに魅了され、創作のインスピレーションとしていたヴィルカラらしく、このベースも杏茸から着想を得てデザイン。開口部がエレガントに広がり、無造作に生けても様になる。 制作工程はすべて職人の手作業で仕上げられており、有機的で繊細なフォルムは吹きガラスで、端正な縦のラインは1本1本、職人が丁寧に彫り上げている。シンプルな中に、クラフトマンシップが宿る端正なデザインは、リビング、ダイニング、寝室と、どんな場所にも馴染み、シーンを選ばず活躍してくれるはずだ。 「カンタレリ ベース 210mm」¥275,000/イッタラ BY SUMIRE FUJIWARA