ファンに挨拶する比嘉（左）を見守る中嶋監督（撮影・中辻　颯太）

　◇パ・リーグ　オリックス2―9西武（2024年9月24日　京セラD） 　今季限りでの現役引退を表明しているオリックス・小田は、スペシャリストらしく代走として途中出場して観客を沸かせた。6回2死三塁から三走の代走として出場。守備では右翼と中堅に入り、打撃では8回無死一塁で遊直に倒れた。本拠地最終戦セレモニーではサプライズであいさつし、「僕の大好きな西野に出会い、本当に幸せな野球人生でした」と感謝した。 　また、同じく今季での引退を表明しながら会見などを固辞してきた比嘉も中嶋監督の“無茶ぶり”でマイクの前に立った。「来年、ビールかけに招待してください」と王者奪還に期待した。 　◇小田　裕也（おだ・ゆうや）1989年（平元）11月4日生まれ、熊本県出身の34歳。九州学院、東洋大、日本生命を経て14年ドラフト8位でオリックス入り。主に代走や守備固めを務め、21年は自己最多101試合に出場しリーグ優勝に貢献。通算681試合で打率・239、10本塁打、62打点、51盗塁。1メートル72、75キロ。右投げ左打ち。 　◇比嘉　幹貴（ひが・もとき）1982年（昭57）12月7日生まれ、沖縄県出身の41歳。コザ高、国際武道大、日立製作所を経て09年ドラフト2位でオリックス入り。14年はチーム2位の62試合に登板し、当時のパ・リーグ最長に並ぶ34試合連続無失点を記録。通算418試合で26勝11敗3セーブ、防御率2・65。1メートル77、77キロ。右投げ右打ち。