【山形】高校バスケ ウインターカップ県予選 決勝
YTS山形テレビ
年末に行われる全国高校バスケットボール選手権「ウインターカップ」の切符をかけた県予選の決勝がおととい行われました。 今年から地区予選を行わず、全てのチームが参戦したウインターカップ県予選。 熱戦を勝ち抜き、いよいよ迎えた決勝の舞台。 女子の決勝は、現在5連覇中の山形中央と酒田南の1戦。 3年連続同じカードとなりました。 黒のユニフォームの酒田南は、ガンビア共和国からやってきた1年生ソウ・アミナタが身長186センチの高さを生かして先制すると。 右サイドでボールを受けたアミナタが逆サイドへ一気に展開。 フリーでパスを受けた並木が冷静にスリーポイント。 さらには山形中央のドライブにアミナタが立ちはだかりボールを奪うとカウンター開始。 最後は1年生の加藤がスリー。 前半、酒田南がリードして折り返します。 しかし、第3クオーターからはディフェンディングチャンピオンも意地を見せます。 身長180センチ世代別日本代表にも選ばれた山形中央のエース・宮林が躍動します。 ここでは軽快なシュートフェイントからの倒れざまのシュート。 守っては高さとパワーのある相手に仕事をさせずカウンター開始。 すぐさま相手ゴール下に侵入し3連続ポイント! 山形中央が逆転に成功します。 最終・第4クオーターも宮林を中心にリードを広げていった山形中央。 75対56で県6連覇を達成しました。 【山形中央3年 宮林美優選手】「コンタクトプレーが激しくて苦しい時もあったが、チームのために勝利に向かって頑張れた。」 【山形中央3年 安孫子茉央キャプテン】「勝ててほっとした気持ちが強い。」「(ウインターカップに向けて)練習からもっと強度を上げてレベルアップした状態で戦えたら」 続いて行われた男子決勝の舞台に進んだのは7連覇を目指す羽黒と米沢中央。 夏に行われたインターハイ予選決勝と同じ顔ぶれとなりました。 夏のリベンジに燃える米沢中央の立ち上がり2年生の後藤。身長195センチのキャプテン・布川。 2年生の嵐田などスリーポイントで攻勢をかけリードを奪います。 第2クオーターが終わって追う展開の羽黒は第3クオーター。 シューター・一関のディープスリー。 切れ味鋭いドリブルで相手をほんろうする八木。 身長2メートル越えのモンゴルからの留学生バトサイハン・エルフバヤルなどが得点を重ね、猛追しますが第3クオーター終了時でその差は3点。 迎えた第4クオーター。 両者一進一退の攻防が続く中、残り30秒を切って同点。 この場面で米沢中央の大橋がスリーポイント。 勝ち越しに成功します。 残りは5秒。 あと0.3秒のところで羽黒の2年生・柏崎が劇的な同点スリーポイント。 試合は延長に突入します。 その後、盤石の戦いを見せた羽黒が7年連続でウインターカップの切符を手にしました。 【羽黒2年 柏崎歩人選手】「(第4Qの3Pシュートについて)入った瞬間震えましたね。ウインターカップで3年生と一緒にバスケしたかったのでその形がシュート決まって延長に入って勝ちにつながった」 【羽黒3年 加藤誠大キャプテン】「チームとしては7連覇を成し遂げたがチームの完成度はまだまだ。ウインターカップまでにチームとして良い形で臨めるようにしていきたい」 女子・山形中央。男子・羽黒が出場する「ソフトバンクウインターカップ2024」は12月23日に開幕します。