東ちづる マイノリティーのコメディー映画を企画して出演「まぜこぜの世界をみえる化したかった」
女優、東ちづる（64）が18日、東京都内で行われた出演映画「まぜこぜ一座殺人事件～まつりのあとのあとのまつり」（齊藤雄基監督）の初日舞台あいさつに出席した。 同作はマイノリティーの一座で起きた殺人事件をきっかけに、座員が不満や本音などをぶちまける社会派コメディーサスペンス。この日は共演でドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダ（39）、低身長症のマメ山田（78）、ゲイを公表している声優の三ツ矢雄二（70）が登壇した。 東は座長役で出演し、企画・構成・プロデュースも担当。撮影について「スタッフさんも最初は（マイノリティーに）慣れてなくて、『見て見ぬふりが配慮』と思っていたけど、今では声をかけられるようになった」と変化を報告した。 劇中ではマイノリティーの不平不満などリアルな声が満載。山田は自身の身長が大人以下であることを引き合いに「電車を子供料金にしろって思う」とボヤいで笑わせた。ほかには車いすや義足のダンサー、全盲の落語家らも出演し、東は「多様性というか、まぜこぜの世界でともに生きるということを『みえる化』したかった」と説明した。この日は三ツ矢の誕生日で、東ら登壇者は誕生ケーキなどで古希（70歳）を祝った。
