PFAS消火剤209万リットル 発がん性指摘、駐車場や空港で
環境省は1日、発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)を含む泡消火剤について、全国の石油コンビナートや駐車場、空港、消防機関、自衛隊関連施設を対象に在庫を調べた結果、計209万リットルを確認したと発表した。 内訳はPFAS代表物質PFOSを含む泡消火剤が計185万リットル、PFOAが24万リットル。PFOSは前回2020年度調査から45%減っており、環境省は「代替品への交換や処分が進んでいる」としている。自衛隊関連施設ではゼロだった。 多かったのは駐車場96万リットル、石油コンビナートなどで78万リットル。屋内駐車場に設置された消火設備などで泡消火剤が使われていた。