YADEAがバイクタイプの特定小型原付3モデルを同時発売へ
電動二輪モビリティ業界の巨人が特定小型原付市場に参入
2024年8月28日、ハセガワモビリティ株式会社はバイクタイプの特定小型原付3機種、「S-01T」、「TRP-01T」、「CC-01T」を2024年12月中旬に発売すると発表した。 【写真】新発売となる3台の特定小型原付をもっと見る YADEAは香港に拠点をおく電動モビリティブランドで、電動二輪モビリティの販売台数世界一を誇っている。一般原付の「回生ブレーキ」付き電動キックボード「KS5 PRO」、その特定小型原付版となる「KS6 PRO」、折りたたみ電動アシスト自転車「HNT-01」など、数多くの二輪モビリティをラインナップしている。 今回発表された新車種は、いずれも従来は設定されてこなかった電動バイクで、またがりやすい自転車ルックな「S-01T」、「CC-01T」と、バイクっぽい見た目の「TRP-01T」の計3モデルが登場することになる。全モデルが16歳以上は免許不要で乗ることができる特定小型原付として設定されるが、歩道走行モードはなく、車道のみの走行になる点には注意が必要だ。 航続距離は最も短い「S-01T」が70kmで、「CC-01T」と「TRP-01T」では100km以上と、電欠の心配を気にすることなく普段使いできるのが大きな特徴と言えるだろう。 【スタンダートモデルの「S-01T」】 海外ではシェアリング用に導入されているモデルで、丈夫で安定性があり、幅広いユーザー層が利用可能な設計をしている。 ・主要諸元 S-01T 全長×全幅×全高:1550×590×1050mm 重量:28.6kg ブレーキ:前後ドラムブレーキ バッテリー:リチウムイオン(48V・15Ah) モーター:350W 航続距離:70km 充電時間:6時間 タイヤサイズ:20インチ 本体価格:未発表 【鮮やかな色が特徴の「CC-01T」】 以前から導入が発表されていた電動モペッド「COCOA」を日本の特定小型原付に適合させるためペダルをオミットしたモデル。スカイブルーで丸みのあるフレーム、鮮やかなオレンジ色のカゴとリアキャリアを装備しており、荷物を乗せての移動に適している。 ・主要諸元 CC-01T 全長×全幅×全高:1690×590×1110mm 重量:27kg ブレーキ:前後ディスクブレーキ バッテリー:リチウムイオン(48V・20Ah) モーター:500W 航続距離:100km 充電時間:6時間 タイヤサイズ:20インチ 本体価格:未発表 【バイクルックな「TRP-01T」】 モデル元となった「TRP-01」は、2023年9月に電動アシスト自転車として発売され、極太タイヤのファットバイクとして発売1年で約1,000台が販売された人気車種だ。「TRP-01P」は、特定小型原付化に伴いペダルはステップに変更され、ワイルドな完全電動バイクとしてラインナップされる。 ・主要諸元 TRP-01T 全長×全幅×全高:1730×600×1050mm 重量:36kg ブレーキ:前後ディスクブレーキ バッテリー:リチウムイオン(48V・20Ah) モーター:500W 航続距離:110km 充電時間:6時間 タイヤサイズ:20インチ 本体価格:未発表 ちなみに、3モデルとも価格は未発表。ミドルエンド~ハイエンドモデルとしていくらに設定されるのか、続報に期待したい。