「日本語が通じないのか」「寝ずに仕事しろ」海自幹部隊員に懲戒処分 広島
海上自衛隊呉地方総監部は、第1音響測定隊に所属する40代の3等海佐を、部下に対し暴言を伴う指導を繰り返したとして、18日付で停職3カ月の懲戒処分にしました。 部下からの通報によりますと、3等海佐は2019年12月から2022年8月までの間「やめてしまえ」「日本語が通じないのか」「寝ずに仕事しろ」などの暴言を伴う指導を繰り返し、部下に約1カ月の治療を要する精神疾患を発症させたということです。 3等海佐は、部下が虚偽の報告を行ったり、指示した業務を怠ったりするなど業務態度の改善が見られなかっため、暴言を含む指導を繰り返すに至ってしまったとして、今回の処分について「本事案を振り返り、これからは組織の方針に従い、穏やかな心を持って勤務していきます」と話しています。 第1音響測定司令の手塚真理子1等海佐は「厳正な規律を保持させるよう教育・指導を継続していくとともに同種事案の再発防止に努めてまいります」とコメントしています。