「行政との関係改善が必要」発砲したハンター敗訴…北海道猟友会が“駆除拒否”検討
■報酬額が低く「辞退」「断念」も
北海道の猟友会を取り巻く環境には、ほかにもハンターの報酬額をめぐる問題もあります。 北海道猟友会砂川支部奈井江部会・山岸辰人部会長 「高校生のコンビニのバイトみたいな金額でやれって。それハンターをバカにしてない?って話ですよ」 奈井江町では、今年5月、報酬額が低いなどを理由に猟師がクマの駆除を辞退。町も猟友会への依頼を断念していました。 中路さんは、猟師を取り巻く環境を改善するには、まずは行政との関係の改善が必要だと指摘します。 北海道猟友会・中路正一理事 「各市町村、本当に困ると思う、(クマが)出ているところ。だけどね、本当に出て、いろいろやっているところあるでしょ。そういうところは猟友会と行政、仲がいいんだよ。昔から言っている、行政と仲良くしなさいと。北海道も猟友会も。そうしないと、いがみ合って、駆除も、なんもないんだって」 街の人の声です。 「(Q.道民にとってハンターはどんな存在)僕らにできないクマの駆除だとかしてくださるので、居てもらわないとダメな存在ですよね。やっぱり危険が伴うので、賃金とか多く出した方が。銃も結構、経費がかると思うので、そういう面倒とか(国や道が)見た方がいいと思う」
テレビ朝日