「ラミンとクバルシの成長ぶりには驚かされる」 元バルサのピケがフリックバルサについて語る
台頭する若手を称賛
元バルセロナのDFジェラール・ピケがスペイン紙『MUNDODEPORTIVO』のインタビューに応じ、バルセロナの若手やフリックバルサについて言及した。 今シーズンからハンジ・フリックが就任し開幕から4連勝と勢いに乗るバルセロナ。そんなフリックバルサについて元バルセロナのレジェンドは「現時点でうまくやっていると思う。先日のオルモのような新しい選手たちはすでに良いパフォーマンスを見せているし、若手たちもプレシーズンですでに多くのことを見せている。 タイトルを争えるほどレベルの高いチームがあると思う」とハイパフォーマンスを見せる今のチームを称賛した。 また、ピケはバルセロナの若手であるFWラミン・ヤマル、DFパウ・クバルシ、MFマルク・ベルナルなどの逸材の将来に期待しているとのこと。「クバルシはすでに昨年に先発として多くの試合に出場し、非常に良い結果を残していると思う。彼が試合に臨む成熟度と持っている才能には驚かされるよ。バルサのようなクラブで背番号を背負うリスクを背負いながら、この年齢でプレイすることはバルサのシャツを守って何年もプレイできることを示している。また、マルク・ベルナルやパウ・ビクトルのようにスタートダッシュで力を発揮している若手もいる。つまり、リーグ戦の初戦で3人の17歳がバルサの先発としてプレイするという、以前では考えられなかったような特別な状況にあるんだよ」とコメント。17歳でトップチームのスタメンに抜擢されることに驚いていた。 そしてその若手の中でも傑出した1人にヤマルを選出。「クバルシと同様、最も驚かされるのは彼が成長してピッチに入ってくることだと思う。通常1対1で多くの相手と対峙することを好むウイングとして、彼はそれぞれの状況をどう選択すべきかをよく理解している。倒れていると見ればボールを守り、前に行けると見ればタックルし、ゴールを決める。彼は非常にレベルが高く多くの可能性を秘めた選手だと思う。今後数年のうちにバルサで重要な選手となることを願っている」と期待を寄せた。 ピケは2004年までバルセロナの下部組織でプレイし、2004年から2008年までマンチェスター・ユナイテッドでプレイ(06-07シーズンはレアル・サラゴサにローン)。08-09シーズンから再びバルセロナに戻ると、引退を発表する2022年までリーグ戦397試合に出場、カップ戦含め616試合に出場した。引退後の現在はサッカーやeスポーツなどの事業家としての道を進んでおり、先日は自身が主催する大会『キングスリーグ』が行われた。
構成/ザ・ワールド編集部