C大阪は大敗にも光明あり リーグ戦初先発DF奥田勇斗が躍動 指揮官が絶賛「100点満点」
◇明治安田J1リーグ 第13節 ヨドコウ桜スタジアム(2024年5月11日 C大阪1-4神戸) 大敗の中に、一筋の光明だ。C大阪のルーキーDF奥田勇斗が、右サイドバックとしてリーグ戦初先発でフル出場した。守備では神戸FWジェアン・パトリッキの動きをうまく封じ、攻撃ではチャンスメークから前半19分に左足で、あと少しで枠内に収まる強いシュートを放つなど躍動した。 6日のG大阪戦(パナスタ)で負傷し、今節欠場となった桃山学院大の先輩でもある日本代表DF毎熊晟矢の穴を埋める上々のデビュー。 「攻撃の部分では、前半から自分の特長を出せたと思う。得点につながる最後の質の部分を、もうちょっと高めていきたい。課題としては守備の部分でセットプレーで取られたシーンがあった。すぐ連戦が始まるので、今日の試合を(映像で)見返しながら、コーチたちとも話してしっかり対応していきたい」 収穫と課題をきっちり見極めた様子だ。 小菊昭雄監督は「(攻撃の形)作りからファイナルゾーンまで、守備のところも含めて初先発としては100点満点。経験を積むことでパフォーマンスも上がって、どんどん成長していくと思う。期待しています」と絶賛した。次節の15日・町田戦(Gスタ)でも背番号16を先輩から受け継いだルーキーに大きな期待がかかる。