【RIZIN】堀口恭司「大晦日にまずはしっかり勝つこと」そして「上の舞台に行って、まだ獲ったことがないベルトが獲れたらいいなと思っている」=大晦日連続インタビュー(8)
2023年12月31日(日)『RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)の第17試合・フライ級(-57.0kg)王座決定戦 5分3Rで、堀口恭司(アメリカントップチーム)が、神龍誠(神龍ワールドジム)と対戦する。 【写真】堀口vs.神龍、前回の対戦 両者は7月の『超RIZIN.2』で「Bellator世界フライ級初代王座決定戦」を争うも、1Rわずか25秒、堀口の偶発的なアイポークにより神龍が続行不可能となってノーコンテストとなった。 今回の再戦は『RIZIN初代フライ級王座決定戦」として、ケージからリングに変わり、5分5Rから5分3Rとなった。このことが与える影響はあるのか。そして、堀口が“その先”に見ているものとは。 ■自分がここで断っていたらもう終わりでしたよ ――当初は「Bellator世界フライ級初代王座決定戦」だった神龍戦が『RIZIN初代フライ級王座決定戦」となりました。堀口選手はこの変更を受けてどのようなモチベーションで今回の試合に臨むのですか? 「みんなタイトルマッチのことばかり言いますけれど、自分は一試合一試合同じ気持ちで向かっていますね。タイトルマッチだから特別勝たなきゃ、とかではなく毎試合同じ気持ちで試合に臨んでいます。それはBellatorのタイトルであってもRIZINのタイトルであっても同じ。やることは変わらないですからね」 ――タイトルに価値を見出しているわけではない? 「それは試合に勝った後の付録みたいな感じで考えています(笑)。タイトルに価値がないという意味ではないですよ。まずはしっかり勝つこと、それが一番。ベルトは付録、と考えています」 ――王座決定戦によってBellatorのフライ級が新設されるはずだったのが、PFLとの関係でどうなるか分からなくなった状態です。それはモチベーションに影響しますか? 「いや、そこは別に。PFLがどうやっていくのか、Bellatorがどうなるのかが分からないので。末端の自分が考えたところで分からないことなので、切られたら切られたで別のところに行けばいいや、くらいにしか考えてないですね。だって考えてもしょうがないじゃないですか(笑)」 ――フライ級が新設されないとなったらバンタム級に戻る可能性も? 「まだ何とも言えません。何の連絡もないし、全く分からないです」 ――堀口選手的には? 「フライ級かなと思っていますね。フライ級の方が自分のパフォーマンスを発揮できるかなと」 ――Bellatorのタイトルマッチだったら5分5R、しかもケージでした。それが5分3R、リングに変わったことで神龍選手がBellatorルールよりは勝ちやすくなるとの見方もあります。 「そんなの“たられば”じゃないですか。関係ないです。両方やっていますけれど、やっていることは同じですからあまり変わらないです。ケージの方が追い詰めたりとか寝技には向いているとは思いますけれど、別に自分はどっちでも出来るので。強いて言えば詰めた時に相手がロープの外に出ちゃうので、そこで止められるのがちょっと嫌かな、くらいですかね」 ――21日に公開された『RIZIN CONFESSIONS』では、神龍選手は「格闘家ではないと思っちゃう」との発言もありました。 「あまり煽る気はなかったんですけれど、佐藤映像さんは使っちゃうんですよね(笑)。自分は本心を言っちゃうので、それをそのまま流しちゃうという。でもそうしないと煽りにならないのでしょうがないんじゃないですか」 ――でも本心ではある? 「お客さんがその試合を楽しみにして見に来ているのに、そこでやめてしまうというのは…。アイポークがあったかもしれないですけれど、ケージの中で目は開いていたし、自分で指を動かして目で追って確認していたんですよ。それでやらないという選択をしたので、根性ないなって。ま、プロではないんじゃないかなとは思ってしまいましたね」 ――アイポークになってしまったことは悪いと思っているけれど、そこで試合を辞めてしまったことには納得がいかないということですね。 「その試合を見にお客さんがお金を払って、時間をかけて見に来ているわけなので、そこは見せないとっていうのはあります。今回も自分はセミの方がよかったんじゃないかなと。メインでまた『出来ません』ってなったらどうすればいいんですか」 ――しかし試合後、堀口選手も「見えないならやるべきではない」と言われていましたよね。 「それは選手生命を考えて言ったわけであって、自分だったらやっていたと思います。ただそれだけです。再戦が決まったからいいけれど、再戦が決まらなかったらあそこでチャンスを棒に振ったようなもんになるじゃないですか。自分がここで断っていたらもう終わりでしたよ」
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