井上尚弥（右）はグッドマンと対戦決定、武居は2度目の防衛戦決定

　12月24日（火）有明アリーナにて、スーパーバンタム級の4団体統一王者・井上尚弥（31=大橋）と、WBO・IBF同級1位の挑戦者サム・グッドマン（オーストラリア＝26）が対戦することが24日、都内で行われた会見にて正式発表された。 　また、同門の武居由樹のWBO世界バンタム級2度目の防衛戦が発表されたが、対戦相手は調整中とした。 【フォト＆動画】井上の相手グッドマン、鍛えたムキムキボディ！KOシーンも 　会見で井上は「前戦（ドヘニー戦）の自分を超えるということを目指している。今年を締めくくるという思いでやりたい。」と語った。また、グッドマンについては「ネリ戦が終わってからずっと意識はしている。非常にまとまった選手で、無敗なのでそこには何かしらの強さを持っている。」と警戒の様子も見せた。　 　一方のグッドマンは会見にはオンラインで参加し「井上はパウンド・フォー・パウンドだと思うけど、わざわざ東京まで行って、リングで倒れるつもりはない」と自信を語った。グッドマンはオーストラリア出身でボクシング戦績19戦19勝8KO。現在WBO・IBF1位。26歳で初の世界戦への挑戦となる。 　会見の最後には、以前にグッドマンが井上のドヘニー戦を「冴えない」と発言したことを受け、井上は「熱い試合をする意気込みで日本にきてもらいたい」とグッドマンにメッセージを送った。大橋会長からは「来年、再来年大きな野望があるので、圧倒的な差をつけて防衛したい」と意気込んだ。 　また、対戦相手が調整中と発表された武居は２度目の防衛戦について「今年は本当に激闘続きだったので今回はパチっとKOで勝ちたい」とコメントし、対戦相手が未定の中でも準備が整っている様子だ。また那須川天心との対戦について聞かれると「もう少し待っててと彼が言っているという記事を見たけど、自分は早くやりたい。」と語った。 　クリスマスイブのダブル世界タイトルマッチ、二人のチャンピオンは王座を防衛して今年を締めくくることができるのか。