「今、相談している相手はいますか?」斎藤知事に直撃質問 失職か解散か、それとも...決断前の胸の内は「話すと決めたことしか話さない印象だった」
(山中アナ)「百条委員会の調査結果が出る前に、ご自身の進退が決められようとしていますが、これに対する不満というか、ご意見はありますか?」 (兵庫県 斎藤元彦知事)「第三者委員会を設置、百条委員会を設置ということで、議会側から調査をしっかりやりたいと設置されましたので、我々としては、そこにきちんと対応してきたということです。その過程の中で、私の行いや言動に関して不適切なところがあったということは、改めてお詫びを申し上げたいと思います。それでも私は県政の改革を含めて、しっかり進めていきたいという思いです」 取材した山中アナは、「記者やメディア、そしてその向こうにいる県民に対して、非常に丁寧に対応していました」とし、一方で、「何を聞かれても、話すと決めていることしか話さない」といった印象を話し、「斎藤知事の真意は分かりませんでした」とまとめました。
百条委の調査結果が出る前に『不信任決議』を出していいのか?
仮に議会が解散した場合の、2つの論点を問題提起します。 ▼斎藤知事の“疑惑”を調査している「百条委員会」も解散となります。自身を調査中の百条委員会を解散させることの是非はどうでしょうか? ▼知事の疑惑は現段階で疑惑。百条委員会の確定した調査結果が出る前に、不信任決議することをどう考えますか? 2つ目について。調査結果は12月に出るとされる、その段階で議会側が不信任決議を出すことは、「きちんと調査をせずに元県民局長を処分した件と『同じこと』をしているとみるのか、それとも立場も違うので仕方ない、とみるのか」こういった目線も、県民のみなさん含めて、冷静に見る必要があるかもしれません。 また、解散となれば衆議院の解散総選挙と時期が近くなるのではないかという見方もあります。もしそうなった場合は、斎藤知事との距離感や知事への対応で党や人を選ぶのか、それとも国政の政党選択となってしまうのか、というのも見ていかないといけないと思います。 (2024年9月17日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)