「越前がに漁解禁」を前に消防が防火査察 新幹線開業で例年以上の観光客を想定【福井】
福井テレビ
6日の越前がに漁の解禁を前に、カニを扱う飲食店などでの火災を防ごうと、坂井市三国町では消防による防火査察が行われました。 この防火査察は、カニを茹でるために火を取り扱うことが増えるカニシーズンを前に、嶺北三国消防署が毎年行っています。 2024年は越前がにを取り扱う飲食店や鮮魚店など10施設を回りました。 5日午前に訪れた飲食店では、カニの茹で場を中心に▼消火器の状態や設置場所▼煙突に破損部分がないか、など安全にカニを提供できるよう15項目をチェックしていきました。 三国消防署では「6日に越前がに漁が解禁ということで、危険が増えることを予想される。また、新幹線の開業で例年以上の観光客が訪れることも想定されるので、査察によって火災予防向上を期待し、美味しいカニだけでなく、安心安全のサービスも提供してもらいたい」と話しています。 2024年は、県水産試験場の調査でオス、メスのカニともに過去10年で推定資源量が最も高い水準にあることが分かりました。資源量は回復傾向にあり、安定した漁獲が見込めるとしています。 国が示した今シーズンの漁獲可能量は昨シーズンと比べると、大型船と小型船合わせて約2割増えて541トンで2年連続の増加となっています。 果たして、今シーズンのカニの価格にどう反映されるのでしょうか。
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