【センスあふれる古牧ゆかりさんの部屋づくり】ウズベキスタンで出会った器や雑貨を生活に取り入れて
これまで世界55カ国以上を旅して集めてきた器やファブリックで、“自分らしく心地よい空間”を作り上げている、スタイリスト古牧ゆかりさんの部屋をレポート。今回はウズベキスタンで出会った素敵な物をご紹介 【写真】古牧ゆかりさんがウズベキスタンで出会った素敵な物
訪れた先々で、それぞれの土地の文化や伝統息づく素敵なものを見つけ出し、それらを日常使いするのが、「旅の後のお楽しみ」と古牧さん。2018年に訪れたウズベキスタンから持ち帰った木彫りのカッティングボードや鮮やかな色彩の器は、日々の食卓で活躍し、今やすっかり古牧さんの部屋に溶け込んでいる。 【写真】木工が盛んなヒヴァの露店で購入したという木彫りのカッティングボードは、パンやチーズを盛り付ける際に重宝。下に敷いているクロスもウズベキスタンで購入したヴィンテージのもの。唐辛子や花などをモチーフした、ウズベキスタンの伝統模様がおしゃれ
中央アジア5カ国のひとつであるウズベキスタンは、かつてシルクロードの要衝として栄え、古くから東洋と西洋の文化が交錯した場所。14世紀にはティムール帝国の中心地となり、イスラム文化も隆盛。当時建てられた美しいイスラム建築の数々のほか、旧ソビエト時代の面影も随所に残る。 「大陸の歴史に翻弄された場所ではありますが、ヨーロッパ的なエッセンスとイスラム文化がうまく共存していて、街はとても美しいし、そこで生まれる工芸品や雑貨にも、いろんな要素が混ざり合っているように感じます。エキゾチックな模様や絵柄、独特な色使いはウズベキスタンならでは。私の部屋もいろんな国の物が混然一体と共存しているので、ウズベキスタンのムードは心地よかったですし、持ち帰った食器や雑貨も、違和感なく部屋に調和してくれています」 【写真】陶器の街としても知られるギジュドゥヴァンで購入したお皿。左上は、ハンドメイドのお皿で一点もの。鮮やかな色彩でテーブルコーデのアクセントにもぴったり。どちらも使い勝手がよく、特にパスタを食べる際に重宝しているそう