【阪神大賞典展望】伝統の長距離戦でテーオーロイヤルが重賞連勝を狙う
「阪神大賞典・G2」(17日、阪神) 春盾を目指す長距離ランナーが集う伝統のマラソンレース。ダイヤモンドSで重賞2勝目を挙げたテーオーロイヤルが中心だ。昨秋に骨折休養からカムバック。復帰2戦目のステイヤーズSで2着に食い込むと、今年2月のダイヤモンドSで22年以来の重賞Vを飾った。目標は当然この先のG1。「ここでいい結果を出して本番に行きたい」と岡田師も闘志を燃やす一戦だ。 昨年の天皇賞・春3着以来となるシルヴァーソニックが対抗格。長距離重賞では国内外問わず崩れておらず、ここも上位争いは必至とみる。約10カ月ぶりの実戦にも「久々を感じさせない動き」と池江師で、名手・武豊との再コンビにも「長距離戦では鬼に金棒です」と指揮官は大きな期待を寄せる。 21、22年に同レースを連覇したディープボンドも忘れてはいけない存在。日経新春杯を快勝したブローザホーン、万葉Sで長距離適性を示したメイショウブレゲ、古豪ユーキャンスマイルも虎視たんたんとVを狙う。