PS4との価格差を埋めたXbox One ── 9月に日本市場での戦いがスタート
米Microsoftの家庭用ゲーム機「Xbox One」は、欧米とオセアニアの13ヶ国で2013年11月22日に発売されました。そして9月4日には、日本を含む26ヶ国での発売が予定されています。果たして日本市場では受け容れられるのか、その魅力について見ていきましょう。
PS4との価格差を埋めるKinectレスパッケージ
Xbox Oneを語る上で切り離せないのが、2013年11月15日に北米から販売を開始したライバルであるソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「PlayStation 4(PS4)」との関係性です。まず世界的なシェア争いについてですが、公式発表で見るとSCEが4月17日に、PS4の世界累計実売が4月6日時点で700万台を達成したと発表。これに対してMicrosoftもXbox関連の公式コミュニティサイト「Xbox Wire」において、Xbox Oneの世界累計販売台数が500万台を超えたと発表しました。 販売台数ではPS4に若干後れをとっているXbox Oneですが、この理由で一番大きく影響しているのが価格の違いだと思われます。北米での販売価格を見ると、PS4の399ドルに対してXbox Oneは499ドルと、100ドルもの差が生じていました。この主な要因としては、Xbox Oneが本体にジェスチャーや音声認識用のモーションセンサーデバイス「Kinect」を同梱していることが挙げられます。一方のPS4にも専用カメラ「PlayStation 4 Eye」が用意されていますが、こちらは最初から本体と別で販売する形式です。 そこで米Microsoftは、Kinectが同梱しない代わりに価格を399ドルまで抑えた新パッケージを発表。現在Xbox Oneが流通している国と地域で、6月9日から販売を開始しました。これによりPS4との価格差が埋まり、今まで購入をためらっていたユーザーにも訴求できるようになったのです。 ちなみに、Xbox Oneは日本で9月4日に発売を予定していますが、Xbox Oneが3万9980円(税別)、Kinectセンサーを同梱した「Xbox One + Kinect」が4万9980円(税別)と、最初から2つのバージョンをラインアップしています。