競泳日本代表、坂出市出身の花車優選手（２４）が７月に開幕するパリオリンピックを前に６月３０日、国内最後の実戦に臨みました。 坂出市出身でパリオリンピック競泳代表の花車優選手（２４）。３月の代表選考会の２００メートル平泳ぎで自己ベストをマーク。派遣標準記録を突破して２位に入り、パリへの切符をつかみました。 ６月初めまで行われた欧州グランプリでは１００メートル平泳ぎで３連勝するなど、結果を残しています。３０日、相模原市で開かれた記録会の２００メートル平泳ぎに出場した花車選手。 オリンピック本番前の最後の実戦です。 （パリ五輪競泳代表　坂出市出身・花車優選手） 「スタートしてからのひとかき・ひと蹴り・浮き上がりとか、ターンしてからの浮き上がりまでの水中動作。改善してきたところかなと思います。ウエイトトレーニングで力が付いた分、それを過剰に使ってしまうというか、もうちょっと楽に速く進めるのではないかという部分は練習中から感じているので、レース１本して確認できましたし、そこは改善点としたいです」 花車選手は２分９秒７６の１位でフィニッシュ。パリ本番に向けて弾みをつけました。所属先で花車選手を指導している堀之内徹コーチは。 （堀之内徹コーチ） 「（花車選手に対し）全体的にここで良い感じになっているけど、伸びに入るのが少し早すぎて、最初タッチ合わないという感じになっている。でも１５の浮き上がりの感じは、だいぶ良くなってきている」 （花車優選手） 「約１カ月後に日本記録（２分６秒４０）を更新してメダル獲得したいと思っている。表彰台立ちたいし、日本の平泳ぎの強さを見せたいと思います」 花車選手は７月１１日にフランスに向け出発。オリンピック本番は、７月末の２００メートル平泳ぎ予選から出場します。 （花車優選手） 「家族も含め香川県からの応援・声援が一番自分の力になっている。絶対に地元に、メダルを取って、良い結果を報告できるように、持って帰って来られるように頑張りたいと思います」