【日本海リーグ】富山の145キロ右腕、林悠太が好投もホーム開幕黒星…ピッチクロック導入
◆プロ野球独立・日本海リーグ 石川9-3富山(11日、高岡西部) 富山GRNサンダーバーズは3-9で石川ミリオンスターズに敗れ、ホーム開幕戦で黒星を喫した。好調をキープする145キロ右腕、林悠太(23)が、6回を5安打、無失点と好投したが、後続の投手が打たれて逆転負け。林は「スコアボードにゼロを並べることを考えていた。自分のやれることはやれました」と振り返った。 今季から日本海リーグでもピッチクロックルールが採用。投手はボールを捕球した後、12秒以内に投球動作を開始する規則となり、違反した場合にはボールをカウントする。クロック表示はなく、この日は三塁審判がストップウォッチで計測して判断した。林は初回に違反した後、4回には違反で四球となったが「キャッチャーとサインが合わないことがあり、そこで引っかかってしまった。変化球でカウントを取れる自信があったので、余裕を持って投げられました」と林。新ルール適用にも動揺することなく、自己最速となる145キロのストレートを投げ込んだ。 球場にクロックが表示されないことに関しては「割り切って投げているし、ピッチングに集中できる。スピードガンの表示も見たくないほうなので」と林。新ルールに適応し、テンポの良い投球を心がける。(中田 康博)
報知新聞社