“あだ討ち”に隠された真相に迫る時代小説 永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』【直木賞候補作】
第169回芥川・直木賞が19日に発表されます。その発表を前に、大衆文学作品に贈られる直木賞の候補作の1つ、永井紗耶子さんの『木挽町のあだ討ち』を紹介します。 【画像】直木賞候補5作品が発表 第36回『山本周五郎賞』を受賞した本作。江戸時代を舞台にした時代小説で、ある雪の降る夜の“あだ討ち”に隠された真相に迫る物語です。
作者の永井さんは1977年生まれ。2010年に『部屋住み遠山金四郎 絡繰り心中』で第11回小学館文庫小説賞を受賞し、デビューしました。直木賞のノミネートは『女人入眼』(2022年)以来、2作品目です。