リヴァプール、サラーのPK弾で早々に先制も…追加点が遠くアタランタが初のELベスト4へ!遠藤航は出場機会なし
現地時間18日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)は準々決勝セカンドレグが行われ、遠藤航の所属するリヴァプールは敵地ゲヴィス・スタジアムでアタランタと対戦した。 要塞アンフィールドでまさかの0-3という完敗を喫したリヴァプールは、ファーストレグで先発していた遠藤、ゴメス、ツィミカス、ヌニェス、エリオット、そしてGKケレハーがベンチスタートとなり、ロバートソン、アレクサンダー=アーノルド、ショボスライ、ルイス・ディアス、サラー、そしてGKアリソンが先発。奇跡の逆転突破を信じ、立ち上がりから積極的な入りを見せる。 すると迎えた5分、右サイドでこぼれ球を拾ったアレクサンダー=アーノルドのクロスが、ブロックに入ったルッジェリの腕に当たってリヴァプールにPKが与えられる。このPKをサラーが沈め、リヴァプールが幸先よく先制した。 逆転に向けた最低限のノルマである、早い時間帯の先制点を奪うことに成功したリヴァプールは、その後もアタランタゴールに迫る。しかし、39分にガクポのダイレクトパスに抜け出したサラーのループシュートがゴール左へと外れるなど、追加点を奪うことができない。 早々に失点したアタランタも、慌てることなく自陣に守備ブロックを形成し、奪ってからのカウンターで試合を決定づける追加点を狙う。41分にはデローンの鋭いクサビのパスをエリア内で受けたコープマイナーズが左足でネットを揺らすが、これはオフサイドによりノーゴールとなった。 勝ち抜けにはあと3点が必要なリヴァプールは後半、早く追加点を奪ってプレッシャーをかけたいところだが、アタランタも前半同様に高いインテンシティを保ってリヴァプールに勢いを与えない。 特にアタランタのゴール前は非常に堅く、サラー、ガクポ、L・ディアスが色々なアプローチからゴールを目指したものの、ことごとく跳ね返されてしまう。 点が欲しいリヴァプールは66分、サラー、L・ディアス、ショボスライの3人を下げてヌニェス、ジョタ、エリオットを投入。72分にはアレクサンダー=アーノルドに代えてゴメスを投入したリヴァプールに対し、アタランタも75分、スカマッカとエデルソンを下げてデ・ケテラーレとパシャリッチを投入して逃げ切りを図る。 リヴァプールは80分にロバートソンを下げてダンズを投入し攻撃的な布陣で猛攻を仕掛けるが、アタランタも引いて守るのではなく、しっかりと前からプレスを継続。リヴァプールはビルドアップの余裕がなく、なかなかいい形で前線までボールを運ぶことができない。 最後まで攻撃のエンジンがかかり切らなかったリヴァプールに対し、したたかな試合運びを見せたアタランタがファーストレグのリードを生かし、2試合合計3-1でクラブ史上初のベスト4進出を決めた。 ■試合結果 アタランタ 0-1 リヴァプール (2試合合計3-1でアタランタがベスト4へ) ■得点者 アタランタ:なし リヴァプール:サラー(7分PK)