クロちゃんが多忙の中アイドルフェスを主催し続ける理由「第2の橋本環奈は俺が作るしかない」
歴史の目撃者になるチャンス
熱心なアイドルオタクでも、出演者47組の中で半分も知っていたらいいほうだと思いますよ。フェスに出るのが初めてというグループもいるだろうし、下手したら場位置の番号を初めて見てポカーンとする子もいるかもしれない。あとは“運営と連絡が取れなくなった”とか“用意してあった音源が再生できない”といったアクシデントも十分予想されますね。未知の強豪を迎え撃つのだから、そのへんはこっちもドーンと構えるしかない」 クロちゃんのみならず、クロフェス運営サイドもこのプロジェクトに並々ならぬ情熱を注いでいる。当初は6つあるステージの中でメインステージに該当する「ダイヤモンドステージ」のみを配信する予定だったが、ネットでの反響の大きさも後押しし、急遽、47のローカルアイドルがパフォーマンスする「ジパングステージ」も同時配信することが決定した。 「そろそろみなさんも第2の橋本環奈ちゃんが出てきてほしいと考えているはずなんですよ。あるいは第2の王林ちゃんを期待しているかもしれない。だったら、それを俺が見つけさせてやろうじゃないかっていう話。実際、それだけの覚悟はできていますから。 出演グループはダイヤモンドと石コロがゴチャゴチャに混じっているような状態かもしれません。放送事故が起こる恐れだって否定できない。それでも、どっちに転ぶかわからないワクワク感があるじゃないですか。どうせなら泥の中に咲く水連を見たくないですか? はっきり言って、これは歴史の目撃者になるまたとないチャンスです」 クロちゃんの“神プロデュース力”が存分に発揮されそうだ。
小野田 衛