岡三証Ｇ、機関投資家向け国債トレーディングで収益機会拡大－ＣＦＯ
（ブルームバーグ）： 岡三証券グループの宮﨑伸之グループＣＦＯ（最高財務責任者、執行役員）は26日の決算会見で、足元の収益環境について、「国債の機関投資家向けトレーディングで収益機会が大きく増してきている」との認識を示した。
宮﨑氏は「金利のある世界になり、国債を中心としたトレーディングの収益が加速している」と説明。金融法人などから大口の取引注文を受けているという。
同日発表した第１四半期（４－６月期）の連結純利益は、トレーディング収益の減少などから前年同期比36％減の33億円となった。宮﨑氏は「外国債券が大きく減少した」とし、個人向け仕組み債の販売停止が影響していると話した。
岡三証Ｇは同時に、発行済み株式の0.98％、15億円を上限とする自社株買いを実施することも発表した。
関連記事：
(c)2024 Bloomberg L.P.
Nao Sano
