体動かし生涯健康 座光寺 フレイル予防教室【長野県】
適度な運動で介護が必要になる一歩手前の「フレイル」と呼ばれる状態になるのを防ごうと、長野県飯田市座光寺地区で本年度からフレイル予防教室が始まった。初回の11日は8人が参加し、音楽に合わせた体操などで元気に体を動かした。 体力や筋力に不安のある65歳以上を対象に募集したところ、本年度は12人が登録した。月2回、麻績の館に集まってレクリエーションや簡単な運動を楽しむ。 飯田市保健課による高齢者の健康づくり「いきいき教室」の地区内会場が本年度から減ることを受け、他地区で先行事例のあるフレイル予防教室を導入した。 同地区地域自治会健康福祉委員会の事業で、運営や講師は民生委員や元看護師ら住民有志9人でつくるボランティア団体が務める。 初回は体操や合唱、体力テストなどを行った。体操では音楽に合わせて全身を大きく動かした。体力テストでは握力と歩行速度を測定した。 地区内で一人暮らしをする女性(75)は家族に心配をかけずに自立した生活を続けたいと参加。「なごやかな雰囲気で楽しい。これから毎月の楽しみになりそう」と話していた。