慶応義塾長の伊藤公平氏、次世代に「独立自尊」を提言 ニッポン放送新春スペシャル番組
ニッポン放送の開局70周年記念「NEXTSTAGEへの提言Ⅱ」が来年1月1日正午から、慶応義塾長の伊藤公平氏を迎えて、新春スペシャル番組として放送される。同番組ではスポーツや芸能、学術など各界で活躍する著名人を招いて次世代への提言を発信しており、12月末に行われた収録で伊藤氏は、次世代の主役に向けて「独立自尊」の言葉を贈った。 「自分は小さな存在だと思わず、健康でいることや、戦争が起きていないことなど、置かれた立場の中でまずは幸せを見いだしてほしい。その上で、背伸びでもいいので『ちょっと学んでみよう』の積み重ねが大きな成長につながると思うんです。そんな『独立自尊』を意識してほしいですね」 そう訴えた伊藤氏は、自分の限界を作らないことの大切さを伝えたかったという。 伊藤氏は教育者として「20年後、30年後、何が起きても前向きに、楽観的に捉えられる人を育てたいと試行錯誤しています。そのために、引き出しは多く用意してあげたい」と語る。背景にあるのは自身の経験だ。小学生時代から新しい何かを発見するのは好きだった。大学4年の時、海外の学者の論文を読み、未解明のことを発見する喜びをはっきりと感じた。研究者として本格的に歩むきっかけにもなった。 話題は、慶応義塾の創立者、福沢諭吉が記した「学問のすゝめ」にも及んだ。伊藤氏は「人は学び続けなければいけないと伝えている」と読み解く。人工知能(AI)の発達を踏まえ、「AIが瞬間的な答えを出す中、それを上回るためにも学びが必要だ」と述べた。この本が発行された明治時代と今の社会情勢や地政学的なリスクなどは酷似しているといい、原点に返る必要性も訴えた。 「NEXT STAGEへの提言Ⅱ」は通常、木曜午後8時からレギュラー放送されている。2日からは通常放送となり、26年ぶりの日本一に輝いたプロ野球横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督が登場する。選手時代を含めて「横浜一筋」の三浦監督。ファンの信頼も厚い。チームを日本一に導いたその手腕や、来シーズンの目標などについて語る。
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