『虎に翼』伊藤沙莉が“5人”の寅子に 轟「人間なんてそんなもんだ」に込められた思い
百合(余貴美子)が見せた“星という名字へのこだわり”
再び星家を訪れた寅子と優未(毎田暖乃)。星家の人は寅子たちをまるで家族同然のように受け入れてくれる。そこで、航一(岡田将生)は結婚したら佐田姓と名乗ることを家族に告げた。名字がどうであろうと、法的な親族関係は保証される。 しかし、航一の継母・百合(余貴美子)は「そんなこと絶対いけません。朋彦さんに顔向けできない。私は絶対に認めませんよ」と反対する。当時としては百合の反応のほうが普通だったのだろう。それに名家でもある星家となると、星という名字に対するこだわりも強いはず。 思いもよらぬ形で寅子と航一の前に立ちはだかった百合。いずれにせよ、どちらの意見も尊重されてほしいと願うばかりだが、大事なのは結婚する当人たちがどうしたいのかだ。寅子と航一にとってベストな選択をしてほしい。
川崎龍也