Amazonのフィッシングサイトが約2倍に増加! 「カードの有効期限切れ」などの手口に注意【詐欺ウォール調べ】
BBソフトサービスが提供するネット詐欺専用セキュリティソフトの「詐欺ウォール」は、インターネット詐欺サイトを分析したレポート(2024年9月度)を発表した。
調査によると、2024年9月のフィッシングサイトの割合は「Amazon」が1位で、報告数は約2倍に増加した。「再認証」「カードの有効期限切れ」といった内容でログイン情報を詐取する手口が目立っている。また、メルカリや消費者金融のフィッシングサイトも増加傾向にあり、特に「メルカリ」は9月末から10月にかけて約3倍に増えていた。
フィッシングサイトの構成比をカテゴリ別でみると、9月度は「ECサイト」が大きく上昇し24.28%に。一方で、前月過半数を占めた「クレジットカード」の構成比は10ポイント以上減少していた。また、「ヤマト運輸」の報告数が約2倍に増加したことで、「Webサービス」の構成比も上昇傾向となった。
調査概要
・【調査期間】2024年9月10日、11日、18日 ・【調査対象商品】詐欺ウォール、他社セキュリティソフト5製品 ・【調査対象URL】公的機関などから提供された詐欺サイトURL計280件 ・【調査方法】調査期間中に公的機関から提供を受けた詐欺サイトURLを用いて検知率調査を実施。提供と同時に調査対象製品のWindows OS版がインストールされた環境で、詐欺サイトURLにアクセスし詐欺サイトとして検知するかを確認。※ページが存在しないURLについては、調査対象URLから除く。