守れ!子どもの安全 「防犯ブザー鳴るか確認して」 日ごろから電池や故障の確認を 女子児童連れ去り未遂事件発生 県警が小学校で指導 夏休み中も携帯を
長野県岡谷市で55歳の男が登校中の女子児童を連れ去ろうした疑いで逮捕された事件を受け、県警は子どもの安全を守る「緊急対策」を行っています。16日は長野市の小学校で防犯ブザーがしっかりと鳴るかなどを確認しました。 警察官: 「一回、音、鳴らしてみよう」 教室の中に響く防犯ブザーの大きな音。長野市の鍋屋田小学校で行われた緊急指導です。 警察官: 「長野県で怖いことがありました。もしかしたら、不審者が来るかもしれない…」 7月2日、岡谷市の路上で登校中の女子児童を連れ去ろうした疑いで55歳の男が逮捕されました。警察は女子児童が防犯ブザーを鳴らして抵抗したことで、けがもなく最悪の事態を免れたとみています。 県警は事件を受けて、5日から「子どもの安全確保のための緊急対策」を実施。県内の小学校で実際に不審者と出会った時にどう行動すればよいかなどの指導を行っています。 防犯ブザーを鳴らすこと、もし体を触られたりした場合は重いランドセルは捨てて逃げることなどを呼びかけています。 16日、鍋屋田小学校で確認したのは「いざという時にブザーが鳴るか」です。故障や電池切れで音が鳴らない場合があります。 3年生: 「鳴らないと(不審者に)捕まっちゃうかもしれない」 「(実際ブザーを鳴らしてどうだった?)鳴らなかった。電池を換える」 長野中央警察署生活安全第一課・水谷友彦係長: 「ご自宅で音が鳴るのか、電池切れていないのか、故障していないのか、そこは確実に確認していただいて、いざという時に備えていただければ」 まもなく夏休み。多くの小学生がランドセルにブザーを付けているため、休みの時に外出するときは取り外して携帯してほしいとしています。
長野放送