氷川きよし、水森かおりらが「夜桜演歌祭り」で熱唱
演歌歌手・山川豊と田川寿美、水森かおり、氷川きよしらが所属する「長良グループ」主催の演歌活性化のためのイベント「第19回 長良グループ 夜桜演歌まつり」が18日、東京・板橋区立文化会館で行われた。 同イベントは、毎年、桜の季節に都内23区を23年かけて回る演歌の一大イベントで、2000年の北区からスタートし、今年で19回目を迎える。 この日は、山川、田川、水森、氷川のほか、元「AKB48」の岩佐美咲、新世代歌謡グループ「はやぶさ」、藤野とし恵、椎名佐千子、辰巳ゆうと、スペシャルゲストとしてささきいさお、男性2人組ユニット「ビリケン」の全11組が出演し、昼夜2回公演が行われた。 ステージは、昭和の名曲『東京ラプソディ』で幕開け。 山川は「一区一区、色んな思い出があります。桜が満開の年や散った年もありますが、今年は早く散ってしまい、今日は雨まで降ってしまいました」とあいさつし、会場の笑いを誘った。 その後、氷川が『きよしのズンドコ節』、田川が『哀愁港』、山川が『アメリカ橋』、岩佐が『夢芝居』、水森が『鳥取砂丘』、ささきが『宇宙戦艦ヤマト2202』など、出演者それぞれが熱唱。 後半の新曲コーナーでは、藤野が『水無川』、辰巳が『下町純情』、「はやぶさ」が『蜘蛛男のダンス』、岩佐が『佐渡の鬼太鼓』、椎名が『舞鶴おんな雨』、氷川が『勝負の花道』、水森が『水に咲く花・支笏湖へ』、田川が『春よ来い』を披露し、山川はこの日発売されたばかりのニューシングル『今日という日に感謝して』を歌い上げた。 また、同イベントは毎年開催する区の福祉に貢献することが目的の一つとなっており、今年も公演の収益金の一部が板橋区社会福祉協議会に贈呈され、これに対して同協議会の浅井浩常務理事から出演者らに感謝状が贈られた。 氷川は「僕はデビューしたのが2000年の2月で、この『夜桜演歌まつり』には第1回目から出させて頂いていますが、その1回目は緊張しすぎて高熱が出たのを覚えています」と振り返り、「今日という日に感謝してこれからも歌っていきたいです」。 水森は、「毎年、客席が満開の笑顔ですし、楽屋も和気あいあいで、そのままの雰囲気がステージに出ていてとてもいいですね。『演歌まつり』とはまた違った『夜桜演歌まつり』ならではの温かい空気感を毎回楽しんでいます」と話した。 田川は、「春というと自分がデビューした月でもあるので、毎回、この『夜桜演歌まつり』を通じて初心に戻ったり、来てくださるお客さまのおかげで今日があるんだなと感謝しています。今年はとくに、ささきいさお先輩の『宇宙戦艦ヤマト』を聴かせて頂き、日本人の魂が奮い上がるような感じがしましたし、『頑張るぞ!』という気持ちにもさせて頂けてうれしかったです」 山川は、「19回目ということで、あと4回だと思うと寂しくなりますね。次のプランはまだ考えていません。47都道府県? 僕はもういないと思います」とジョークを飛ばすと、「毎回、たくさんの方に来て頂いてうれしいですし、あと4回、みんなで力を合わせて頑張っていきたい」と話していた。