センバツ高校野球 常総ナイン、沖縄遠征で調整 主砲、快音に手応え 練習試合、興南に快勝 /茨城
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)に出場する常総学院は修学旅行を兼ねた沖縄遠征で調整を進めている。9日は甲子園優勝経験がある興南などと練習試合を計4試合行った。対戦相手決定後、初の練習試合をいずれも勝利で飾った常総ナインらは10日に沖縄遠征を打ち上げ、学校のある土浦市に戻る。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 9日午後の興南戦にはセンバツ大会の登録メンバーらが出場。初回に主砲・武田勇哉(2年)の右前適時打などで3点を先制すると、四回にも2点を加えて突き放した。投手陣は先発したエース小林芯汰(同)、平隼磨(しゅんと)(同)、小沢頼人(らいと)(1年)のリレーで相手打線を被安打6に抑えて零封した。 控え中心のBチームは、同日午前に2021年春の選抜に21世紀枠で出場した具志川商と対戦。八回に四球や3長短打で4点を奪い勝利した。 沖縄出発前に「打撃不振」と嘆いていた武田は「実戦を重ね、ボールを見極められるようになってきた」と手応えを語る。23日に決まった初戦に向けては「震災でのご苦労もあると思うが、お互い選ばれた立場。本気でやっていきたい」と真剣勝負を誓った。 同校は9日までに計10試合をこなし、9勝1敗と大きく勝ち越した。最終日の10日も午前に2試合を行い、遠征を打ち上げる。【川島一輝】