【K1】武尊のバトンをKOでつなぐ…王者の与座優貴がムエタイの英雄との注目対決にKO宣言
29日に東京・代々木第二体育館で開催される「K-1 ワールドMAX2024」(ABEMAプレミアムで全試合完全生中継)のスーパーファイト(-63キロ契約)に出場するK-1ワールドGPライト級王者の与座優貴(26=team VASILEUS)が、K-1初参戦の“ムエタイの英雄”との注目対決に完全KOを予告した。 28日、都内で計量と会見が行われ、対戦相手の元ONEフライ級(-61キロ)王者のペッダム・ペッティンディーアカデミー(26=タイ)と対面した与座は「リーチが手足とも長い。ポイントの取り方など総合してうまい選手」と実力を高く評価しながらも「(勝利の)ポイントはない。倒すんで」と自信は揺るぎなかった。 ペッダムはムエタイでもバンタム級とフェザー級でベルトを巻いた強敵。「もともとの所属ジムがムエタイ寄りのジムで、その時にペッダム選手を参考にしていた。その選手とまさかK-1の舞台で戦えるとは思っていなかったので、素直にうれしい」と与座。以前、ペッダムの所属ジムに出稽古に出向いたが、本人は不在で手合わせできなかったという。 発奮材料もある。K-1史上初の3階級制覇王者で同門の武尊が、27日にタイでラウェイ(ミャンマーの立ち技格闘技)の猛者タン・ジン(19=ミャンマー)に2回逆転KO勝利を収めてONE初勝利を挙げた。「最高の勝ち方でバトンを渡してくれたので、つないでくれたバトンをKOでつなぎたい」(与座)。 ONEでトップ戦線を戦ってきたペッダムに対して、K-1王者としての意地もある。「(K-1王者は)強さの象徴でいなければいけない。その強さで一番目立とうかなと思っています」。7月には強敵の元K-1ワールドGPライト級王者のゴンナパーに1回KO勝利。今度はペッダムを完全粉砕して「強さの象徴」を証明するつもりだ。【首藤正徳】