MEGUMI、バンタン渋谷美容学院の名誉学院長就任「美のカリスマはしっくりこない」
タレントのMEGUMIが10日、名誉学院長に就任した東京・恵比寿のバンタン渋谷美容学院大学部で「10代の女性へ 自分のやりたいことを形にしていく大切な3つのこと」をテーマに初授業を行った。 芸能生活23年でタレント、女優、美容家、プロデュース業など幅広く活躍するMEGUMIは自身の肩書について「いろんなことをやり過ぎて自分でも分からなくなっているので、MEGUMIですかね。MEGUMIをやらせていただいてます。『美のカリスマ』はしっくりこない」。10代の頃は歌手を夢見ていたが、「歌手をやることはないです。カラオケやスナックで歌っているくらいがちょうどいい」と語った。 10代の若者に向けて、自分がやりたいことを明確にする、やりたいことを周りに伝える、ビジネス的側面を考えるの3点をアドバイス。その上で、やりたいことが見つからない場合は「時間を忘れて熱中することを見つけて、書き出してみよう」。周りから否定されれた場合は「否定されて当たり前と考えましょう。イチローさんだって、メジャーリーグに行く時、活躍できるわけないと否定されたんだから」と前向きに呼びかけた。 MEGUMI自身は幼少期から芸能界に憧れを持ち、歌手を夢見ていたが、「CDがびっくりするくらい、売れなくて挫折しました」。その後は「バラエティー、グラビアをして楽しいけど、自分が一番やりたいことなのか、自問自答した」。それが27歳で妊娠したことで自分を見つめ直し、「映画が好き。映画に出たい」と気付いたという。そして、30歳近くになってから発声など演技の基礎を学び、映画を見て感想を書く地道な活動を始めて徐々に演技を評価されるようになった。 また、落ち込んだ気持ちの解消法を聞かれ、「美容と運動」と回答。「お風呂で体を温めて、好きな香りのクリームを塗ると気持ちが落ち着く。運動して体を強化すると、気持ちがポジティブになる。ポジティブになるとアイデアもわいてくる」。さらに「失敗してもいい。残念ながら人って悲しいことでしか学べない。失敗しても軽く物事をとらえて、いっぱい経験を積んでもらいたい」と語りかけた。
報知新聞社