八代海の赤潮、養殖シマアジ1200匹被害 県内で今年初
熊本県は22日、天草市沖の八代海で、有害プランクトンによる赤潮で養殖シマアジ1200匹が死んだと発表した。赤潮で漁業被害が出るのは今年初めて。被害額は236万円。 県は現在、有害プランクトン「シャットネラ」「ヘテロシグマ アカシオ」「コクロディニウム ポリクリコイデス」の3種が八代海で異常発生しているとして、赤潮警報を出している。八代海の鹿児島県側で19日に漁業被害が確認されたことから、熊本県は21日に危機管理対策本部を設置して赤潮の動向や被害の把握に当たっていた。 県水産振興課は被害が拡大する可能性があることから、自治体と連携して漁場の監視をするほか、餌止めといった対策を養殖業者に呼びかける。(田代智也)