7月の“月間MVP”を獲得! 横浜DeNA佐野恵太が語る“今シーズンの転機”とは?「バッティングを見つめ直すタイミングが来たのかなと…」
藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。8月17日(土)の放送は、横浜DeNAベイスターズの佐野恵太(さの・けいた)選手がゲスト出演。高見が本拠地の横浜スタジアム(神奈川県)を訪れ、取材した模様をお届けしました。
佐野選手は、1994年生まれ、岡山県出身の29歳。2016年のプロ野球ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから9巡目指名を受けて入団。2020年シーズンにはチームの主将に抜擢され、同年に首位打者のタイトルを獲得。今シーズンもチームの主軸として活躍しています。
◆打撃フォームの見直しで月間MVP獲得!
高見:7月は22試合すべてにスタメン出場し、打率3割7分9厘、ホームラン2本、16打点、得点圏打率4割2分9厘と好成績を収め、7月の月間MVPを獲得されました。おめでとうございます! 佐野:ありがとうございます! 高見:交流戦を経てグッと成績が上がったような気がしますが、今シーズンの調子はいかがですか? 佐野:交流戦が始まるまでは、自分の打撃があまりできずにモヤモヤしていたんですけど、交流戦に入って2週目ぐらいですかね。試合に出られたり、出られなかったりした時期に、もう一度、自分のバッティングを見つめ直すタイミングが来たのかなと……。 高見:どういったところを改善されたのでしょうか? 佐野:体のコンディショニング的に、今までのバッティングフォームとズレが生じてきていたので、まずは2、3年前の自分が良かったときのバッティングフォームを確認して、それに近づけていきました。 そのなかで何かヒントがあればいいなと思い、コンディショニングのトレーナーの方と相談しながら、バッティングフォームの変更に着手していきました。 高見:その後、みるみる成績が良くなっていきましたが、わりとすぐに感覚をつかんでいったのでしょうか? 佐野:3年ぶりぐらいにバッティングフォームの改善に取り組んだので、最初の10試合ぐらいは“こうかな?”“どうかな?”と探っていくところがありつつ……それがちょうど6月の真ん中ぐらいの時期だったので、7月に入る前あたりには、“これで大丈夫かな”という手応えはありました。 ただプロの世界に入ってからは、“変化していくものはしょうがない”というか、そのときの自分の体や状況でバッティングフォームや感覚というものは変化していくので、“前に戻す”みたいなことをせずにここまでやってきましたから、そこに対する不安はちょっとありました。 (TOKYO FM「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」8月17日(土)放送より)