ついに最終戦! JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの注目選手と昨年のプレーバックを紹介!【JLPGAトーナメント観戦ガイド】
2月末に開幕したJLPGAツアーもいよいよ終幕。少数精鋭の40名が競い合うJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップが明日から開催される。昨年大会のプレーバックから会場へのアクセスまで、観戦に役立つ情報を紹介!
11月21日(木)~11月24日(日)JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ
会場:宮崎県 宮崎カントリークラブ/18ホール、6497ヤード、パー72 賞金総額:1億2000万円、優勝賞金:3000万円 1979年にスタート。2001年からリコーが特別協賛となり現在の大会名に。2003年から宮崎CCを舞台にしている。その年の国内女子ツアー優勝者、米国女子ツアー優勝のJLPGA会員、ロレックスランキング上位者など、40名しか出場できないエリートフィールドで、予選落ちはない。
プレーバック2023
最終戦までもつれた年間女王争いは、大会連覇のかかる山下美夢有、申ジエ、岩井明愛の3人に絞られた。 初日、同組でまわった山下と申は揃って4位と好発進。2日目に山下は「69」でまわり首位と1打差に2位に浮上するが、申はパープレーで5位に後退。すると山下は3日目もスコアを伸ばし単独首位に浮上。最終日も「70」で逃げ切り、シーズン5勝目、通算11勝目を挙げた。2年連続の年間女王は、2015、2016年のイ・ボミ以来8年目。最終戦連覇は2007、2008年の古閑美保以来4人目。また2年連続年間5勝はツアー制施行後4人目となった。 ■主な副賞 メルセデス・ベンツ EQB250、PENTAX K-3Mark Ⅲ、宮崎キャビア1983、宮崎特産 宮崎牛10kg
桑木志帆のコーチ兼みんゴル特派記者中村修が語る注目選手
「会場の宮崎カントリークラブはコーライ芝が採用されているコースです。独特の芝目もあるので、落としどころによってはアプローチの難易度もかなり変わってくるでしょう。ピン位置によっては絶対に外してはいけないところもあるので、攻めながらも攻めすぎない絶妙なバランス感覚が必要になってきます。また、今年は昨年までなかったセミラフ(ファーストカット)が作られているのでフェアウェイが狭くなり難易度が上がっています。選手によってはかなり狭く感じるようですし、温暖な気候のためにラフもいまだに強さがあるので、ますますフェアウェイキープが重要になってきます。海沿いのコースということもあって、風の攻略も欠かせません。高めの松林が生えてはいますが、それを超える高さの球を打つと、風に落とされてしまったり、逆に飛び過ぎてしまうことも考えられるので、風の読みも重要なポイントです。セッティングを担当し、過去の優勝者でもある中野晶さんによると、想定のスコアは9アンダーと厳しめ。優勝者のスコアを予想しながら観戦するのも楽しいでしょう」(中村コーチ)