一躍“時の党”議席4倍・国民民主党が握るカギ「与党VS野党」の構造にも変革か
■単純な「与党VS野党」構図にこだわる必要なし?少数与党だからこそ生きることとは
佐々木氏は「立憲民主や社民、共産とは安全保障政策などが異なり、野党で一致することはあり得ない」と考えている。「与野党対決や二大政党制の幻想に、とらわれすぎている。世界では少数与党が政権を担い、政策に合わせて調整する形は珍しくない。ベルギーやオランダ、フランスは、大体が少数与党だ」と説明する。 そうした国々では、「おおむね、うまく行っている」そうだ。「“与党VS野党”のような二元論から脱して、イシューごとに『自民は賛成しているが、国民民主は反対している』など、ひとつずつ見ていく習慣に変えていかなければいけない」と提案し、「古い民主主義に引きずられている感があるなか、国民民主のやり方は画期的だ。ぜひ与党入りせずに貫いてほしい」とエールを送る。 井之口氏は「国民民主党は『対決より解決』を言い続けている。協力するところは協力するスタンスを崩してしまえば、今回投票した方への裏切りになる。『裏切られた』と感じさせれば、政治不信につながる。いままで通りのスタンスを貫いてほしい」と語った。 (『ABEMA Prime』より)
ABEMA TIMES編集部