【東京MCショー速報】モリワキ最高峰マフラー「BLADE」誕生、日本刀を思わせる外観とキレ味!【モーターサイクルショー2024】
ZX-25RスリップオンはSTDから重量を1.7kg減、パワーも音も迫力
ここからは具体的なスペックを見ていこう。 2023年型~ZX-25R用スリップオンはSTDの重量3.7kgに対し、2.0kgと約41%も軽量。近接排気騒音は93dB、加速排気騒音は78dBで政府認証マフラーだ。 5000rpm付近からトルクの向上を体感でき、パワーバンド手前の8000rpm付近からレッドゾーンまで鋭く加速し続ける。低回転からエンジン回転数に比例して滑らかに加速する特性で、スポーツ走行だけでなく、高回転まで使わない街乗りでも非常に扱いやすい。 サウンドは、アイドリング時に低音が効いた厚みのある音質で、回転を上げていくと躍動感のある甲高い高音に変化。特に1万rpmを超えた高回転域でレーシーなサウンドになるという。
ZX-4R用は重量半減、発進からパワフルで回せばよりレーシー
ZX-4R用は、スリップオンはSTDの重量4.2kgから2.0kgまで軽量化。近接排気騒音96dB、加速排気騒音80dBで、もちろん政府認証マフラーとなる。発進の瞬間からトルク増強を感じ取ることができ、特に7000rpm以降の回転域でトルク&パワーが大幅アップ。どの回転域からでもスムーズに加速していくため、扱いやすさも備える。 音質は、アイドリング時に低音の効いた心地いいタイプ。回転を上げていくと、まるで自分がサーキットにいるような躍動感と、臨場感がある高音かつレーシーな独自サウンドに変化するという。
名古屋でフルエキの音出し実演! CBR250RRとCBR400R用も予定
そして東京MCショーで初披露されたフルエキは、モリワキカラーに塗装されたZX-4Rに装着された状態で展示。エキパイからテールパイプ、サイレンサーに至るまでフルチタンと豪華だ。スペックに関しては未公表だが、今後の情報に期待したい。 さらにモリワキによると、名古屋モーターサイクルショーでは音出しの実演も行うというから必聴だ。 今後、CBR250RR用のスリップオンとフルエキ、CBR400R用のスリップオンも発売予定。製品仕様によってはサイレンサー内部に一部ステンレスを使用する場合もある。 なお、オリジナルペイントのZX-4Rは新発売されるモリワキカラーの缶スプレーで塗装。写真ではわかりにくいが、濃い青から徐々に薄くなるグラデーションが施される。 この濃いブルーはかつて2000年代にモリワキが作製したモトGPマシン=MD211Fのカラー。そして明るいブルーはイベントレースの「鉄馬」に参戦する現在のZ900RSレーサーと同様だ。近年におけるモリワキの歩みを1台で表現している。 ――モリワキの51年にわたる伝統とノウハウが結集したマフラーこそBLADE。展示マシンからも、その力の入れようが窺える。BLADEは、まさにモリワキの新世代を象徴する入魂の一振りと言えるだろう。
沼尾宏明
【関連記事】
- この記事を画像付きで見る:【東京MCショー速報】モリワキ最高峰マフラー「BLADE」誕生、日本刀を思わせる外観とキレ味!【モーターサイクルショー2024】
- コンパクトで取りまわしやすいジョグ125。俊足も健在だ!
- スーパーキュートな「スーパーカブ×サンリオ」コラボ第二弾が登場!今回はシナモやプリンなどの人気キャラクターと【モーターサイクルショー2024】
- 【東京MCショー速報】ドレミコレクションZ900RS用外装セットに、あのZ1000MK.Ⅱルックが電撃デビュー【モーターサイクルショー2024】
- 【大阪MCショー速報】CB1000ホーネットの実車を本邦初公開、150PS超で価格は控えめ?【モーターサイクルショー2024】