「ほかにも貸していた…」中条きよし議員”高利貸し”報道で「金利求めてない」反論も”炎上止まらず”
どれほど世間を騒がせたら気が済むのだろうか――。 『日本維新の会』の中条きよし参院議員が知人に高利貸しをしていたことが報じられ、出資法違反の罪に問われる可能性が浮上した。 「誰も注意できない」中条きよし議員“違法貸し付け”疑惑 政治生命はおろか「タレント生命もアウト」 ネット版での第一報では、中条議員は知人に現金1000万円を貸し付けた際、「年利60%」とする契約を結んでいたという。さらに5月7日発売の『週刊ポスト』ではさらに詳細に書かれており、この借金した知人以外にも“高利”で貸し付けていた可能性があるという。 「個人間融資の場合は『年利109.5%』を上限としますが、複数人に貸していた場合、『貸金業者』とみなされ、金利が年利20%を超えると出資法違反となる可能性があります。そもそも国会議員は立法が仕事であるにもかかわらず、自らが法を破っていたとしたらとんでもない事態。国民の代表である国会議員なのに、知人が苦しむような高利でなぜ金を貸しているのか。本人は逃げずに説明責任を果たすべき」(全国紙記者) 中条議員は’22年7月の参議院議員選挙で初当選したが当時「維新」の代表だった松井一郎氏はXで 《国会議員になる前のお付き合いの中で金銭貸し借りだと想像するが違法金利はダメ、事実であれば中条さん、潔く辞職すべき》 と苦言を呈した。 中条議員は、国会でCD宣伝問題、年金未納問題、カラオケでおひねり問題などたった2年間で数々の物議を醸している。 「そもそも、中条氏は、’08年に『週刊新潮』によって俳優や演歌歌手とともに、指定暴力団山口組系・後藤組(解散)組長の誕生日を祝うゴルフコンペに参加したことを報じられた。その後本人はブログで“誰が主催だったか知らなかった”と否定していますが、元々維新が比例に入れるほどの資質があったのか甚だ疑問です」(ワイドショー関係者) 国会議員は年間の“給料”が約1500万円、ボーナスは約600万円、旧文通費は1200万円、立法事務費は780万円、秘書給与は1800~2400万円の合計で議員1人につき約6000万円~6500万円ほどの経費がかかる。 その他新幹線のグリーン車、飛行機なども乗り放題で国の予算から出ている。当然全て我々の血税だ。 中条議員がいつ知人に貸付したのか不明だが、お金に色はついていない。いまだに利息で儲けていたなら、考えようによっては国会議員としてもらったお金を高金利で回していたとも取れる。 SNSなどでは違法な金融業をモチーフにした漫画『闇金ウシジマくん』になぞらえ、 《ウシジマきよし》 と揶揄する声や、往年のヒット曲をもじって、 《“ウソ”って言って》 などから、 《即刻議員やめろ》 《国民をなめるな!》 と、直接的な批判も殺到している。 批判の高まりを受け、7日に中条議員の事務所は 「金利の支払いは求めていない」 と否定。契約書の金利欄は“空白”にしていたとしたうえで、 「元本の返済のみを求めており、金利の支払いは求めておりません」 とコメントした。 当たり役となった『必殺仕事人』シリーズでは、“三味線屋の勇次”として闇から闇へ“巨悪”を退治し、庶民の恨みを晴らしてきた中条議員。まさか現実世界では、議員として権力の座に就き、高利でお金を貸していたとしたら……。
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