【なでしこ】日韓戦〝ガラガラ危機〟に宮本会長が危機感「集客うまくいっていない」
日本サッカー協会の宮本恒靖会長が22日、東京・千代田区の国税庁で開催された国税庁広報大使への任命式に出席した。 宮本会長は国税庁の広報大使に就任。今後は税に関する広報活動を積極的に行っていく。 国税庁の奥達雄国税庁長官は、任命の理由について「宮本会長が、サッカーには人と人を共感によってつなぎ合わせる強い力があると思っているという話をされている。税もまた、社会の人々の理解によって支えられている仕組みである。円滑に進めていくにあたり、広く共感を得られることが大事」と説明した。 宮本会長は「税金というのは教育や福祉、社会を発展させていくための国民が収める会費のようなもの。サッカー協会も共鳴できるものがある」と強調。今後は「協会主催のサッカーの試合やイベント会場で、例えば26日のなでしこジャパンの国立の試合があるが、大型ビジョンで申告のメッセージを流す時間もある。プロモーションも協力していきたい」と語った。 任命式後に取材に応じた宮本会長は、なでしこジャパンのパリ五輪後初の実戦となる26日の韓国戦について「集客はうまくはいっていない。できるだけたくさんの人に見てもらいたい。天気もちょっと良くなさそうで…」と開催目前にもかかわらずチケット販売が不振で〝ガラガラ危機〟に直面していることを明かした。 現状の売れ行きについて、5万人の半分にあたる2万5000人程度かとの問いに「いやあ厳しいなあ…」と国立開催で空席が目立つ窮地に陥っていることを強調した。 そのため「みなさんのご協力をいただきたい」と報道陣へ告知の協力を求めた。 まだ新監督が決まっておらず、佐々木則夫女子委員長が監督代行として指揮を執る予定。まずは新スタートとなるなでしこジャパンへ向けて「U―20(女子代表)の決勝も見に行って、頑張っていたし、若い選手も入って、その世代の選手たちにとっても刺激になって、より活性化されると期待している」とゲキを飛ばした。 女子サッカーの人気低迷が深刻な中で、なでしこジャパンも集客に苦戦しているのが実情だ。
東スポWEB