目標達成へノート使って 富山県高岡市の南星JBC代表・石浦さん作成、自己評価や振り返り記録
富山県高岡市の学童野球チーム「南星JBC」代表の石浦祐一(ひろかず)さん(69)はスポーツに励む子どもたちが夢や目標を持って練習や試合に取り組み、自己評価や振り返りを記録してもらおうと、「スポーツノート」を作った。石浦さんは「自分の考えの見返しや、指導者とのコミュニケーションなどに活用してほしい」と話している。 石浦さんは長年、子どもたちに野球を教える中で、指導者と子どもたちで思いや受け止め方の感触が異なる経験があった。中高生の部活動でノートに目標や振り返りを記録することはあっても、小学生がまとめることはまだ少ないと感じ、日頃からノートを取り入れようと考えた。知人からイチロー選手が中学生のときに書いた野球ノートの一部を見せてもらったことも作成の後押しとなった。 ノートはA4判60ページ。表紙には長期、中期、短期で達成したい目標を記入する欄を設けた。ノートでは教わったこと、うまくいかなかったことなど5項目を分けて書けるほか、目標の達成を10段階のレベルで評価できるページも用意した。
ノートを受け取った南星JBC主将の石崎樹君(6年)は「一日一日の成長を書いて、ホームラン10本を打つ目標を達成したい」と笑顔を見せた。 石浦さんは「富山のスポーツの盛り上げに役立てたい」と語る。ノートは石浦さんから購入ができ、部数によって金額が異なる。問い合わせは石浦さん、電話090(6285)7513。