助産師HISAKOが12人出産してわかった「実はする必要のなかった育児」
ママの頭のなかはいつも子どものために「しなきゃ」でいっぱい。育児は試行錯誤の連続で、特にインターネットが発達した現代の育児は、情報迷子になりがち。 【イラスト】かわいい!ふしぎ!生後1ヵ月ごろの赤ちゃんしぐさ ですが、子育ての中で絶対に「しなきゃいけないこと」って、実はそんなに多くありません。自身も12人産んだ人気Youtuber、助産師HISAKOさんの著書『5万組を子育て支援して見つけた しない育児』よりご紹介します。本文中は便宜上「ママ」と書いていますが、もちろん「パパ」も実践してみてくださいね。 ※本稿は、助産師HISAKO著『5万組を子育て支援して見つけた しない育児』(サンクチュアリ出版)から、一部抜粋・編集したものです。
おやつは市販のもので十分
【おやつ】 ×添加物が気になるので、手づくりのおやつを与える ○おにぎりやパンケーキをストック。市販のお菓子もOK 「おやつは与えるべきですか?」。この質問もよくいただくのですが、「おやつ」ではなく「補食」と考えるとわかりやすいです。 子どもは胃の容量が小さく、一度にそんなに多くは食べられないので、細切れにして少量ずつ食べる子が多いです。離乳食期の子は、 離乳食を食べ、それを補う母乳やミルクもしっかり飲めている場合、栄養は十分にとれています。 「7カ月から」などと書かれたおせんべいやビスケットも売られていますが、わざわざそれを買って与える必要はありません。1歳をすぎて完了食になったら、補食が必要です。 手っとり早いのは小さいおにぎり。私がよくやっていたのはパンケーキ。小さく焼いて、冷凍庫に大量にストックしておく。解凍すればすぐに食べられるので便利だし、にんじんやほうれん草をすりおろして入れておけば栄養も満点です。 そして、手づくりにこだわる必要はありません。もちろん、つくるのが好きな人はどんどんつくったらいいし、「今日は余裕があるからつくろっかな~」という日だけつくるのもいい。 でも、普段は市販のもので十分です。3歳もすぎれば、子ども同士でお菓子を介したコミュニケーションが生まれます。そのとき、「うちはコレあげてないの」ばっかりやっていたら、親子ともどもすごしづらくなってしまいます。 チョコレートやキャンディの解禁、見たことのない色のお菓子......ハードルは次々とやってきますから(笑)、心を楽に、臨機応変に対応していきましょうね。