JTCからアマゾンへ、年収1600万円の男性が語る「転職活動はプライドを捨てるべき」理由
「転職活動で失うものはない」不採用でも諦めないで
そこで転職エージェントを通じて入社したのが、現職のアマゾンジャパンだ。実はAさん、同社に応募したものの、書類選考で不採用となった過去がある。今回リベンジできた理由についてAさんは、自身のキャリアやスキルの向上よりも「タイミングが合っただけ」と冷静だ。 「以前は応募書類を出しても何のフィードバックもありませんでしたが、今回は『すぐにでも来て欲しい』と懇願され、『前職で在籍していればもらうはずだったボーナス分も考慮してくれるなら』という条件を出して、転職しました。 採用の成否を決めるのは、本人の能力よりも『需要と供給のバランス』だと思います。いくら優秀な人でも、入り口がなければどうにもなりませんから」(Aさん) Aさんはこれまでの転職活動で、10社ほど不採用になった経験がある。テック大手、いわゆるGAFAで働く知人には、同じ会社を4回受けてやっと受かった人もいるという。 「転職活動で失うものはありません、積極的になったもの勝ちです。10回受けて9回ダメでも、1回受かればいい。僕もたくさん落とされているので、怖がらずにチャレンジして欲しいですね」(Aさん)
竹下 郁子