【8.11多摩川クラシコ】FC東京高宇洋&川崎フロンターレ三浦颯太の「W古巣対決」で熱くなる。「奪取」が勝つか、それとも「突破力」か
「味スタでできるのが楽しみ」
――面識がなかったお二人は、今年3月30日のJ1第5節の「多摩川クラシコ」 で対戦しています。お互いの印象はどんなものでしたか。 高 左利きで、力強さがあって、推進力があるなと思います。 三浦 もしかして、調べてきたんですか(笑)。高選手は賢いというか、嫌なポジションを取ってくる印象がありますね。 高 なんか照れますね(笑)。 ――その対戦では川崎Fが3-0で勝利を収めています。 高 東京に移籍してきてまだ自分にとっての2試合目で、初めて負けたわけですけど、すごく悔しかったですし、スコアもスコアで、こっちに退場者が出てから好き放題やられた印象が…。 三浦 僕も移籍して1年目でホーム初勝利の試合だったので、その相手がFC東京だったことはとても印象に残っています。チームとしてもやりたいことができて、個人的には長友(佑都)選手とマッチアップしたので、気合が入った試合でした。クラシコには初めて出て、すごく盛り上がっているのを感じましたし、次は味の素スタジアムでできるというのがすごく楽しみなんです。 ――その対決に臨んだときの思いは、やはり特別だったでしょうか。 高 (実家から5分の場所にある)等々力での試合でしたし、僕自身も東京で試合に出始めたばかりだったので、個人としてしっかりアピールして、チームとしては絶対に勝たなければいけない試合でした。でも残念な結果になってしまって、すごく気持ちの入った試合だったのにああいうゲームをしてしまって悔しかったです。 三浦 シーズンのはじめの方の試合で等々力では今季はまだ勝っていなかったので、なんとしても勝ちたい試合で、実際に良い結果を得られましたし、僕も相手がFC東京だったということで有意義な時間でした。 ――実際に戦ってみて、「古巣」に対する印象が変わったり強く心に残ったりしたことはありますか。 高 川崎さんはやっぱり技術力があるし、どのポジションの選手でもしっかりと「止めて蹴る」ことができるので、やっぱりチームカラーとしてしっかりあるんだなという印象でした。 三浦 個人個人の能力が高くて、少しでも気を抜いたらそこでやられてしまう緊張感があるゲームでしたね。 ――高選手はフロンターレ育ちでありながら、この前ついに、ライバルであるFC東京のキャプテンにも就任しましたしね。 高 あまり変わらないですけど、より責任感を持ちながらチームを勝たせられる選手になっていきたいですね。ここからは落とせないゲームが続くので、しっかり勝ちきれるようにやっていきたいと思います。