伝統の強打健在 「未完成」の智弁和歌山は成長途上 センバツ出場校紹介
中谷監督は「智弁和歌山の形があるのであれば、色づき始めたところ」とチームの現状を表現する。春夏の甲子園で計4回優勝の名門は、センバツの舞台でどんなカラーを見せるのだろうか。
OBに中日・岡田俊哉ら
1978年、奈良・智弁学園の兄弟校として開校した。中・高6年一貫コースと編入コース、スポーツコースがある県内屈指の進学校。「真心のある明るい元気な子」の育成を目指す。 野球部は79年創部で、全員がスポーツコースに所属する。センバツは85年に初出場を果たし、94年に初優勝した。夏は2022年の出場で26回となり、3回の優勝を誇る。 監督として甲子園歴代最多68勝の高嶋仁名誉監督の後を継いだ中谷仁監督は同校OB。97年夏に優勝したチームの主将で、21年に監督としても夏を制した。OBにはプロ野球・中日の岡田俊哉、楽天の西川遥輝らもいる。