大学生が農林業ツアー 福島県いわき市 地域住民と交流、中山間の魅力や課題を理解
福島県内外の大学生を対象とした農林業スタディーツアーは16、17の両日、いわき市三和町で行われた。参加者が地域住民と交流しながら中山間地域の農業に理解を深めた。 県いわき農林事務所の主催。農業体験や地域住民との触れ合いを通じて中山間地域の農林業の魅力や課題を理解してもらい、関係人口の増加や地域振興の担い手確保につなげる目的。 県内外から約15人が参加した。初日は上三坂公民館で地元保存会による伝統芸能「やっちき踊り」を見学。その後、同事務所地域農林企画課副主査の若月祐太郎さんと、地元で農業を営む菊田清貴さんから6次化商品の取り組みについて説明を受け、菊田さんが作った「ニンニクおにぎり」を試食した。夜は「ハッシュ村」に宿泊し、バーベキューを楽しんだ。 最終日は町内の草野畜産を訪れ、草野純一代表の指導で牛のブラッシングや給餌を体験した後、交流拠点「OJONCO館」でダイコンの収穫に臨んだ。ダイコンの収穫体験後、ワークショップを開き、「三和地区の魅力が伝わる6次化商品を考えよう」「三和地区を活性化させるアイデアを考えよう」「三和地区に未来の農家を呼び込むアイデアを考えよう」をテーマに意見交換した。
(いわき版)