菊池風磨、東京展公式アンバサダー就任を機に古代エジプトについて勉強中「無数に興味が広がっていく感覚がある」
アメリカでは最大かつ質の高い古代エジプト美術コレクションで知られるニューヨークのブルックリン博物館から選りすぐりの名品を紹介する『ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト』。2025年1月25日(土) より森アーツセンターギャラリーで開催される同展の記者発表会が11月20日(水) に都内にて行われ、東京展公式アンバサダーに就任した菊池風磨が登壇。会見の場とその後の個別取材で、意気込みを語った。 【全ての写真】古代エジプトについて語る菊池風磨
古代エジプトの「謎」は掘れば掘るほどおもしろい
記者発表会の冒頭で、古代エジプトへの関心について尋ねられると「正直言いますと、まだまだ勉強中。でも、興味深いことがたくさんあるのでとても楽しみです」と率直に語った菊池。今回の展覧会では、3000年前、太古の時代に暮らした人々の日常生活や死生観、ファラオたちの実像など、古代エジプトにまつわるさまざまな「謎」について、最新の研究成果を踏まえて紹介されていくが、未だ解明されていない「謎」が多いことにこそ興味を惹かれると語る。 「古代エジプトにまつわる「謎」をひとつ知ると、さらに様々なことを知りたくなる。何かひとつのことに興味を持つと、じゃあそれに紐づくこれは?というふうに、無数に興味 が広がっていく感覚があるんです」 例えば、今回の出品作品のなかで菊池が興味を持ったのは、ミイラとともに埋葬されていた副葬品のひとつである《カバの像》。 「カバは死者の守り神だと僕も少し勉強したんですけど、なぜか足が折られてしまっているんですよね。折れてしまった訳ではなく、あえて折っているみたいなんですが、守り神なのにどうして?と気になって」 同展では、人や動物のミイラをはじめ美しい副葬品や葬儀のための道具など、古代エジプト人の死生観を表す葬送儀礼に関する作品なども紹介される。古代エジプトの青いカバの像は、世界各国の美術館にも収蔵されグッズなどにもなっている人気の品だが、監修を務める河江肖剰氏によると、狂暴なカバに来世で襲われることのないように、足が切り落とされて埋められたのだそう。 「こうしてひとつひとつの品々に意味があるんですよね。掘っていけば掘っていくほど、いろいろな新しい発見があるんだろうなと今でもすでに思っているので、どんどんそれを深めていきたいです。実は、ここ最近の僕の最大の「謎」は、なぜアンバサダーのお話を僕にいただいたんだろう?ということだったんですよ(笑)。でもこの「謎」を紐解いていくと、僕みたいに興味はあるけど、まだまだ手を伸ばせていない人たちに、その第一歩は踏み出しやすいものなんだよということを伝えてほしいと(展覧会事務局の方に)伺って、やっと解明されました(笑)」 ミイラや副葬品のほかにも、古代エジプト人の姿かたちが描かれたレリーフや壁画、黄金に輝く指輪や美しいビーズの首飾り、日々の生活で使われた壺や動物の置物など、約150点もの遺物を展示。古代エジプト人たちは、どんなふうに暮らし、どんな言葉を話していたのか。ピラミッドはなぜ、どのように造られたのか? 私たちの想像を超える高度な文化を創り出した人々の営みを、展示を通して紐解いていく。 「3000年前のことは全く想像もつかないですけど、時を超えて今、当時のものを実際に生で見ることができるのはなかなかないことですよね。意外に“自分たちの日常に近いな”とか、“あまり変わっていないな”というような発見もあると思うので、ぜひ実際に生で見て欲しいです」
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