ヤクルト・青木宣親氏がGM特別補佐に就任!来季から編成面からチーム改革
今季限りで現役を引退したヤクルト・青木宣親氏(42)が、来季から球団のゼネラルマネジャー(GM)特別補佐に就任することが18日、決まった。来年1月1日付で就任する。小川淳司GM(67)に帯同して職務を補佐しながら、プロ、アマチュアなど幅広い分野を視察し、編成部門から戦力アップに注力する。 第二の野球人生もスワローズのために―。日米通算21年間で2730安打を積み上げ、史上ただ一人2度のシーズン200安打以上を記録するなど数多くの偉業を成し遂げてきた青木氏。9月13日に行われた引退会見では今後について「これだけ野球をやっていて、野球をいまだに好きなので、絶対に野球関係の何かをするだろうなとは思っています。本当に野球絡みは全部興味ある」と口にしていた。 3年ぶりのV奪回を目指すヤクルトにとって、この上ない〝戦力〟だ。日本球界では通算21年間、米大リーグでは6年間7チームでプレーし、実績、経験、知識は豊富。2018年にヤクルト復帰後は、村上に惜しみなく助言を送り、主砲へと成長させた。若手には肉体面の重要性を周知させ、トレーニング方法を伝授するなど貢献度は計り知れない。 2年連続リーグ5位に終わり、投手陣や故障対策、戦力層の底上げなど課題は山積している。青木氏は球団に名を置く名誉職ではなく、実際にプロ野球やアマチュア野球の現場を視察する実務をこなしていく立場。ユニホームを脱ぎ、来季は〝外〟からチーム改革に尽力する。