【最新!政党・内閣支持率調査】国民民主党の勢い止まらず!無党派層の支持傾向にも変化
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年12月17日に公開された動画のテーマは「電話調査&ネット調査 政党・内閣支持率ハイブリッド調査」 選挙ドットコムとJX通信社が毎月定例で実施している「政党・内閣支持率調査」の結果を公開・解説します。衆院選後、あの政党の勢いが止まらない! 【このトピックのポイント】 ・国民民主党が依然として高い支持を集める ・総理の人柄では支持率は変えられない? ・「支持政党なし」層にも国民民主党の評価が高まる
2024年11月(前回)の政党支持率
11月の政党支持率調査の結果はこちらです。 衆院選での自公過半数割れと石破首相の再選、国民民主党の玉木代表の不倫問題が発覚した時期の調査結果で、選挙直後の世論の動向を反映した数字と言えます。 自民党の数字が大きく下がり、立憲民主党の支持率が少し上がり、国民民主党の支持率が大きく上がっています。 前回調査以降の国会でのトピックは以下の通りです。 ・臨時国会開幕 ・補正予算案衆院通過 ・いわゆる「103万円の壁」撤廃議論続く ・政治資金規正法 再改正へ議論続く 報道では「103万円の壁」問題の動向が毎日取り上げられるほどです。これまで政治にまつわる話題はあまり扱われることがありませんでしたが、このように取り上げられると、政党支持率や内閣支持率に影響を与えると米重氏はコメントします。
政党支持率は小動きだが、国民民主党への支持が続く
今回の結果は次の通りです。 全体的に小動きではありますが、「ネット調査での国民民主党の伸び、それに対する自民党の下落がポイントとなる」と米重氏。 一方、電話調査では立憲民主党のほうが国民民主党より高い傾向が見られます。電話調査の回答者は40代~70代、ネット調査はマイナス20歳以上の回答者が中心とのことですが、ネットでの大きな動きが、国民民主党の支持率を相対的に高めていると言えそうです。 報道各社の調査で見ても、野党第一党が国民民主党になっている調査がいくつか出てきており、選挙ドットコムの定例調査でも国民民主党がここまで高かったことはないと米重氏。「隔世の感があります」と語ります。 一般的に、選挙期間には相対的に支持率が上がる「選挙ブースト」という事象があります。選挙期間に、ふだん支持政党のない人が態度を決めることによって起こるものですが、選挙が終わるともとの支持率に戻りがちです。 「今回、国民民主党に関してはブースト的な動きが続いていて、もしかしたら大きく底上げされたまま推移するかもしれない」と米重氏は分析します。その背景には「103万円の壁」の問題に対する注目や、有権者のニーズが強いことが考えられ、玉木代表(現在は役職停止中)の不倫問題は影響を与えていない可能性があると指摘します。