「かっこ良すぎ」ユニクロのウェブCMでアクロバティックな「チア」を披露しているイケメンたちの正体
赤井「仕事は楽しかったのですが、大学時代のように周りが見えなくなるくらい夢中になれるものがなく、なんとなく物足りない日々を過ごしていました。時世的に制限も多く、『自分に何ができるのか』、『何者かになれるのか』と自問自答する時間も長かったですね。そんな中で久しぶりにやったチアは、やっぱりすごく楽しくて! 真剣に練習して優勝も勝ち取り、『チア以上に僕たちの存在意義を示すものはない』と実感しましたし、『誰も何もできない、なんてことはない』と気づきました」 この経験から、「誰もが何者にでもなれることを証明する」というミッションを掲げ、「日本を代表する社会人パフォーマンスチームになる」というビジョンに向けて活動している。 実際に動き出すと、学生の頃にはなかった課題が次々と出てきた。 神原「例えば、学生の頃は全員参加で週4日活動していて、定期的に開催される公演もあって、それに向けての演技練習に集中できていました。それに『ショッカーズ』がブランド化していたところもあり、色々な面でスムーズに事が運んでいたんです。でも、チアリーマンズは知名度ゼロから始まったチームなので、練習以外にも目を向ける必要がありました」 赤井「まずは練習場所の確保、出演機会の獲得、知名度アップのためのSNS戦略など、活動の前にやるべきことが山積みで(苦笑)」 神原「だからこそ、自分たちで運営しなければという意識も芽生えましたし、社会人になってから身に着けたスキルや特技でチームに貢献しようと、個々が動き出せたんだと思います。大学時代と比べて、チーム運営という面は、はるかにパワーアップしていると思います」 赤井「今のところ、渉外部、SNS部、コーポレート部といった6部署があって、それぞれが平日の夜にオンライン会議をして担当の仕事を進めています。それと同時に、各自で筋トレや個人練習もこなして、週末に全体練習をする、という流れです」 神原「今年に入ってテレビに出演させていただいたり、ウェブCMに採用されたり、活動の場が広がりました。6月には単独公演も予定しているので、今は週末の練習やイベント出演と並行しながら、新曲の練習に励んでいます。とにかくやりたいことが色々あって、それをこなすのに精一杯です。大変ではありますが、めちゃくちゃ楽しいですし、充実感もあります」 赤井「ただ、チアのために仕事をおざなりにするのは違うと思っています。僕たちにとって、自分がサラリーマンであることがチアリーマンズの存在意義や目標に大きく関係すると思っているので、チーム全体の第一優先事項は本業です」